人気の商品ペアは翌年も人気なのか。マーケットバスケット分析の事例

英国のギフト用品販売業者で上位に入った商品ペアを、翌年のデータでも追いました。順位だけでは見えてこないことがあります。

英国のギフト用品販売業者1社の過去の請求書データを用いた独自分析。対象は2009–2011年です。

要旨

英国のギフト用品販売業者1社を対象とするこの過去のマーケットバスケット分析では、2009–2010年の上位20商品ペアのうち7ペアが翌年も上位20に残りました。元の20ペアはすべて、その後も同じ請求書に含まれ、翌年の順位付けに必要な最低件数を満たしていました。順位が下がったことは、一緒に購入されなくなったことを意味しません。

Online Retail IIから、2009年12月–2010年11月の分析対象請求書19,645件と、2010年12月–2011年11月の18,877件を分析しました。データは卸売の顧客を多く持つ英国のギフト用品販売業者1社のものです。同じ請求書に含まれる頻度で商品ペアを並べ、最初の候補リストを固定したまま、翌年のデータで別に選んだ上位20ペアと比較しました。実務では、過去のペアをキャンペーンの企画書に再利用する前に、いつのデータに基づくのかを含めて確認することが重要です。この記録から、商品のおすすめ表示やセット販売が追加の売上を生むかどうかは測れません。[1][2]

新しい商品コレクションを企画する販売者を想像してください。昨年の企画書には、よく一緒に購入される商品のリストがすでにあります。クリエイターへの依頼が必要で、キャンペーンの期限も迫っていれば、そのリストを再利用するのは自然な出発点です。ただ、そのペアを引き継ぐ前に、何を確認すればよいのでしょうか。

この問いを過去の事例で検討しました。1年目の上位ペアを選び、同じペアを2年目の記録と照らし合わせました。リストの上位は大きく入れ替わりましたが、元のペアは引き続き同じ請求書に含まれていました。

この違いが、事例から学べる点です。マーケットバスケット分析では、どの商品が同じ請求書に含まれるかを確認できます。その結果をクロスセル施策に使うには、期間、割合の分母、そして数字をどの判断に使うのかも理解する必要があります。

商品ペアをもう一度企画の机に戻す

考え方を示すために生成したイラスト。ギフト用品のペアを描いたカードが2つの書類トレーに入り、手前に一般的なハートといちごの形の箱、白紙のノート、鉛筆が置かれています。
異なる企画期間にわたって販売者が商品ペアを見直す様子を示す、生成されたイメージ図です。描かれた物は実際の販売カタログの再現でも、研究結果の数値表現でもありません。

7ペアが上位20に残り、元の20ペアはすべて引き続き同じ請求書に登場した

元の20商品ペアのうち、翌年のデータから独立に順位付けした上位20に入ったのは7ペアでした。元のリストの35.0%に当たります。一方、元の各ペアを構成する両商品は、その後の分析対象請求書にも登場し、すべてのペアが順位付けに必要な同じ最低件数を満たしていました。

この2つの観察結果は、別の問いに答えています。上位20に残るとは、他のペアと比べても上位を保つことです。同じ請求書に含まれるとは、引き続き一緒に購入された記録があることです。後者を満たしていても、順位は大きく下がることがあります。

元のペアは2009年12月1日から2010年11月30日までの請求書で選びました。その後リストを変えず、2010年12月1日から2011年11月30日まで同じ商品コードを追いました。翌年の上位20は、その年の条件を満たすすべてのペアから改めて選んでいます。元のリストにないペアも選考対象です。[2]

比較には、1年目の分析対象請求書19,645件と2年目の18,877件を使っています。条件を満たす商品が1点だけの請求書も、この合計に含めました。後ほど全リストを見る前に、1年目の1位だったペアに何が起きたかを確認しましょう。

1位だった小物入れのペアで、分母の違いを考える

1年目の1位は、Sweetheartの陶器製小物入れ(商品21231)と、いちごの陶器製小物入れ(商品21232)のペアでした。分析計画では、翌年の結果を計算する前に、元の1位ペアを計算例に使うと決めていました。

1年目は、分析対象請求書19,645件のうち766件、3.9%に両方の小物入れが含まれていました。翌年は18,877件中320件、1.7%で、条件を満たすペアの中では153位でした。順位は大きく下がりましたが、両方を含む請求書は数百件残っていました。

次に、Sweetheartの小物入れを含む請求書に問いを絞ります。翌年の分析対象請求書のうち492件にこの商品があり、そのうち320件にはいちごの小物入れもありました。320を492で割ると65.0%です。これはSweetheartの小物入れを含む請求書の中で、両方が含まれる割合です。すべての請求書のうち両方を含む割合ではありません。

問いを逆にすると分母が変わります。いちごの小物入れは翌年の791件の請求書に含まれ、そのうち320件にはSweetheartの小物入れもありました。割合は40.5%です。どちらの方向から見ても、先に選ばれた商品は分かりません。順序を持たない同じペアを、2通りの分母で見ています。

1つの小物入れペアを、4つの明示した分母で見る

計算例は当初の1位ペア、Sweetheartの陶器製小物入れ(21231)といちごの陶器製小物入れ(21232)です。割合は各行に示す分母を使っています。

データ表:小物入れの商品割合と条件付きで両商品を含む割合、正確な分母
指標1年目の分子1年目の分母1年目の割合翌年の分子翌年の分母翌年の割合
全分析対象請求書のうちSweetheartを含む割合96019,6454.9%49218,8772.6%
全分析対象請求書のうちいちごを含む割合1,58219,6458.1%79118,8774.2%
Sweetheartを含む請求書のうちいちごも含む割合76696079.8%32049265.0%
いちごを含む請求書のうちSweetheartも含む割合7661,58248.4%32079140.5%
すべて同じ固定したペアの値です。1年目:2009年12月–2010年11月。翌年:2010年12月–2011年11月。両方向の条件付き割合から、購入順、商品を見たかどうか、因果的な効果は分かりません。

各商品を含む請求書の件数も変わっています。Sweetheartの小物入れは1年目に960件、2年目に492件、いちごの小物入れは1,582件と791件でした。これらは、両方を含む件数が減った背景を考えるための数字です。ただし、商品が登場する頻度が下がった理由は記録から分かりません。

販売者にとっては、混同しやすい2つの判断を分けられます。広く届けるキャンペーンでは、全分析対象請求書に占めるペアの割合が参考になるかもしれません。一方、特定の商品に添えるおすすめ表示では、その商品を含む請求書に絞った問いになります。過去の同時購入の記録は、どの案を検討するかの材料になりますが、いずれの割合もおすすめ表示による追加売上の推定値ではありません。

したがって、「このおすすめ表示のコンバージョン率は65%」という説明は誤りです。このデータには、おすすめ表示を見たか、どのキャンペーンに割り当てられたか、比較対象群は何かという情報がありません。観察された65.0%は、過去の請求書492件中320件という割合であり、施策のコンバージョン率ではありません。

両方の商品ペアリストを全件確認する

最初の表は、元の20ペアを当初の順序で残しています。「両方」は、両商品を含む分析対象請求書の件数です。割合はその件数を各年の全分析対象請求書、1年目は19,645件、2年目は18,877件で割っています。補足の表を開くと、各商品の件数と、翌年のデータから独立に選んだリストを確認できます。

元の候補リスト全件を翌年まで追った結果

元の20ペアを1年目の順序で示しています。両商品はその後も観察され、全ペアが翌年の最低件数を満たし、7ペアが翌年も上位20に残りました。

元の20ペアと翌年の結果をすべて表示
データ表:元の商品ペア全件、両方を含む件数、割合、翌年の順位
商品ペア(当初の順位)両方:1年目1年目の割合両方:翌年翌年の割合割合の変化翌年の順位
1. Sweetheartの陶器製小物入れ (21231) + いちごの陶器製小物入れ (21232)7663.9%3201.7%-2.2 パーセントポイント153翌年の上位20には含まれない
2. 赤いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (21733) + 白いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (85123A)7423.8%4682.5%-1.3 パーセントポイント44翌年の上位20には含まれない
3. Retrospotのカップケーキ型、72枚入り (21212) + Teatimeのカップケーキ型、60枚入り (84991)7263.7%4252.3%-1.4 パーセントポイント58翌年の上位20には含まれない
4. Retrospotのカップケーキ型、72枚入り (21212) + ピンクのペイズリー柄カップケーキ型、60枚入り (21977)6623.4%4082.2%-1.2 パーセントポイント68翌年の上位20には含まれない
5. 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B) + いちご柄の大型バッグ (85099F)6423.3%5212.8%-0.5 パーセントポイント21翌年の上位20には含まれない
6. 白い水玉模様のピンクの大型バッグ (22386) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)5973.0%8044.3%1.2 パーセントポイント1翌年の上位20に含まれる
7. Sukiの大型収納バッグ (21931) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)5943.0%6923.7%0.6 パーセントポイント3翌年の上位20に含まれる
8. 白仕上げの木製写真フレーム (82482) + アンティークホワイトの木製フレーム (82494L)5712.9%5162.7%-0.2 パーセントポイント23翌年の上位20には含まれない
9. HOMEの文字ブロック (21754) + LOVEの文字ブロック (21755)5582.8%2921.5%-1.3 パーセントポイント199翌年の上位20には含まれない
10. ピンクのペイズリー柄カップケーキ型、60枚入り (21977) + Teatimeのカップケーキ型、60枚入り (84991)5552.8%3331.8%-1.1 パーセントポイント138翌年の上位20には含まれない
11. 赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + 黒いスカル柄ランチバッグ (20727)5532.8%6093.2%0.4 パーセントポイント6翌年の上位20に含まれる
12. 赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + ピンクのRetrospotランチバッグ (22384)5422.8%5853.1%0.3 パーセントポイント8翌年の上位20に含まれる
13. 赤い水玉模様のCharlotteバッグ (20724) + ピンクと白の水玉模様のCharlotteバッグ (22356)5402.7%4862.6%-0.2 パーセントポイント35翌年の上位20には含まれない
14. 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B) + 白黒のBaroque大型バッグ (85099C)5242.7%5593.0%0.3 パーセントポイント13翌年の上位20に含まれる
15. 赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)5182.6%5633.0%0.3 パーセントポイント11翌年の上位20に含まれる
16. 赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + Sukiのランチバッグ (22383)5152.6%6323.3%0.7 パーセントポイント5翌年の上位20に含まれる
17. いちごの陶器製小物入れ (21232) + 白いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (85123A)5122.6%2411.3%-1.3 パーセントポイント394翌年の上位20には含まれない
18. 小さな編み細工のハート (22469) + 大きな編み細工のハート (22470)5042.6%4802.5%0.0 パーセントポイント40翌年の上位20には含まれない
19. 赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + Woodlandのランチバッグ (20726)4962.5%5082.7%0.2 パーセントポイント26翌年の上位20には含まれない
20. アンティークホワイトの木製フレーム (82494L) + 白いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (85123A)4942.5%3191.7%-0.8 パーセントポイント154翌年の上位20には含まれない
1年目:2009年12月–2010年11月、分析対象請求書19,645件。翌年:2010年12月–2011年11月、18,877件。「両方」は同じ分析対象請求書に両商品コードが含まれることです。割合の分母は1商品のみの請求書も含む全分析対象請求書です。変化は丸める前の割合から計算しているため、表示が0.0でも小さな変化がある場合があります。商品名は出典の名称を読みやすく表した説明であり、変更していない商品コードが記録を識別します。

件数、割合、翌年の順位をあわせて見てください。件数はペアを含む請求書の数を示します。割合では、年ごとに分析対象請求書の総数が異なることも考慮されます。順位は条件を満たす他のペアに対する位置です。どの指標からも、販促施策が効いたかどうかは分かりません。

両年とも選出の境界は明確でした。最後に選ばれたペアと同じ件数で、リストから外れたペアはありません。したがって、翌年の選出境界で同数の扱いを変えても、重なるペア数は7のままです。これは順位付けルールの確認であり、統計的な信頼区間ではありません。[3]

相手の商品を問わず、各商品が登場した件数

元の同じ20ペアについて、商品ごとの件数を示しています。AとBは各行の商品名の順序であり、購入された順番ではありません。

元の20ペアの商品別件数を表示
補足データ表:元の全ペアを構成する各商品の件数
商品ペア商品A:1年目商品B:1年目商品A:翌年商品B:翌年
Sweetheartの陶器製小物入れ (21231) + いちごの陶器製小物入れ (21232)9601,582492791
赤いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (21733) + 白いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (85123A)1,0123,1787032,180
Retrospotのカップケーキ型、72枚入り (21212) + Teatimeのカップケーキ型、60枚入り (84991)1,7701,2751,265788
Retrospotのカップケーキ型、72枚入り (21212) + ピンクのペイズリー柄カップケーキ型、60枚入り (21977)1,7701,0991,265829
赤いRetrospotの大型バッグ (85099B) + いちご柄の大型バッグ (85099F)1,8991,0152,019788
白い水玉模様のピンクの大型バッグ (22386) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)1,0161,8991,1862,019
Sukiの大型収納バッグ (21931) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)1,1271,8991,1302,019
白仕上げの木製写真フレーム (82482) + アンティークホワイトの木製フレーム (82494L)8991,0781,066925
HOMEの文字ブロック (21754) + LOVEの文字ブロック (21755)1,2711,052756612
ピンクのペイズリー柄カップケーキ型、60枚入り (21977) + Teatimeのカップケーキ型、60枚入り (84991)1,0991,275829788
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + 黒いスカル柄ランチバッグ (20727)1,4741,0601,5071,212
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + ピンクのRetrospotランチバッグ (22384)1,4741,0031,5071,051
赤い水玉模様のCharlotteバッグ (20724) + ピンクと白の水玉模様のCharlotteバッグ (22356)981821978704
赤いRetrospotの大型バッグ (85099B) + 白黒のBaroque大型バッグ (85099C)1,8999362,019888
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)1,4741,8991,5072,019
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + Sukiのランチバッグ (22383)1,4741,1001,5071,241
いちごの陶器製小物入れ (21232) + 白いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (85123A)1,5823,1787912,180
小さな編み細工のハート (22469) + 大きな編み細工のハート (22470)9361,0211,159895
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + Woodlandのランチバッグ (20726)1,4748931,507965
アンティークホワイトの木製フレーム (82494L) + 白いハート型の吊り下げ式ティーライトホルダー (85123A)1,0783,1789252,180
件数は主表と同じ分析対象請求書に基づきます。元の商品はすべて翌年も観察されています。1つの商品が複数のペアに含まれるため、複数行に現れる場合があります。異なる請求書の総数を求めるために、これらの件数を足し合わせないでください。

翌年のリストは別の問いに答えます。同じ採用条件と順位付けルールを使うと、2年目に最もよく同じ請求書に登場したのはどのペアか、という問いです。元の20ペアを並べ直したものではなく、翌年に条件を満たすペアはすべて選出対象でした。

2つのリストを分けておくことで、問いがいつの間にか変わるのを防げます。元のリストを翌年の上位ペアに置き換えると、新しい候補は説明できても、チームが引き継いだかもしれない以前の候補に何が起きたかは示せません。以前の選択を検証する見方と、新たに確認すべき候補を探す見方の両方に意味があります。

翌年のデータから独立に選んだ上位20ペア

2010年12月–2011年11月に条件を満たすすべてのペアを対象に順位付けしています。元の候補リストやその商品コードに限定していません。

翌年の上位20ペアをすべて表示
補足データ表:翌年の全候補リストと両方を含む件数、商品別件数
商品ペア翌年の順位両方を含む請求書商品Aを含む請求書商品Bを含む請求書
白い水玉模様のピンクの大型バッグ (22386) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)1元の候補リストにも含まれる8041,1862,019
緑のRegencyティーカップとソーサー (22697) + バラ柄のRegencyティーカップとソーサー (22699)27339741,025
Sukiの大型収納バッグ (21931) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)3元の候補リストにも含まれる6921,1302,019
赤いヴィンテージペイズリー柄の大型買い物バッグ (22411) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)46531,1182,019
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + Sukiのランチバッグ (22383)5元の候補リストにも含まれる6321,5071,241
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + 黒いスカル柄ランチバッグ (20727)6元の候補リストにも含まれる6091,5071,212
緑のRegencyティーカップとソーサー (22697) + ピンクのRegencyティーカップとソーサー (22698)7601974726
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + ピンクのRetrospotランチバッグ (22384)8元の候補リストにも含まれる5851,5071,051
緑のBakelike目覚まし時計 (22726) + 赤いBakelike目覚まし時計 (22727)9584910975
ピンクのRegencyティーカップとソーサー (22698) + バラ柄のRegencyティーカップとソーサー (22699)105677261,025
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)11元の候補リストにも含まれる5631,5072,019
黒いスカル柄ランチバッグ (20727) + Sukiのランチバッグ (22383)125591,2121,241
赤いRetrospotの大型バッグ (85099B) + 白黒のBaroque大型バッグ (85099C)13元の候補リストにも含まれる5592,019888
ヴィンテージドイリー柄の大型バッグ (23203) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)145551,1832,019
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + Spaceboyのランチバッグ (22382)155391,5071,112
赤い水玉模様のランチバッグ (20725) + 青い車柄のランチバッグ (20728)165331,5071,103
りんご柄の大型バッグ (23199) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)175319432,019
北欧風の青いペイズリー柄大型バッグ (21928) + 赤いRetrospotの大型バッグ (85099B)185267812,019
青い車柄のランチバッグ (20728) + Sukiのランチバッグ (22383)195251,1031,241
黒いスカル柄ランチバッグ (20727) + ピンクのRetrospotランチバッグ (22384)205241,2121,051
翌年の分母は分析対象請求書18,877件です。各商品が少なくとも50件、両商品が一緒に少なくとも20件に登場することが条件です。両方を含む件数、次に商品コードで順位を決めます。最後に選ばれたペアは524件で、同じ件数のまま境界で選外になったペアはありません。商品Aは各行で先に記した商品、Bは後の商品です。この順序は購入順を意味しません。

翌年の全件表には、両方を含む件数だけでなく、各商品を含む請求書の件数も載せています。これらの数字は、セット販売に適した組み合わせであることを示しません。商品説明は記録上の商品を識別するためのもので、相性、利益率、在庫、共通する顧客ニーズの証拠ではありません。

データを使ってキャンペーンの企画書を具体化する

コレクションやクロスセル施策を考える販売者にとって、この事例は実務的な問いにつながります。以前のペアを次の企画書でも使う根拠は何か。答えるには、期間、対象とする請求書の定義、予定している掲載場所にそのペアを使う理由が必要です。

まず、以前の判断に使った候補リストを残してください。商品IDと選出に使った期間を保存します。新しい記録がそろったら、現在の人気ペアに置き換える前に、同じペアを追います。こうすると根拠がどう変わったかが見え、担当者同士で同じ材料をもとに話せます。

次に、データを実際の掲載場面に結び付けます。コレクションページ、商品ページのおすすめ表示、クリエイターによる複数商品の紹介では、同じペアでも使い方が異なります。顧客は何を見るのか、どの商品をきっかけにそこへ来るのか、内容はどの疑問に答えるべきかを考えてください。同じ請求書に載っているという情報だけで、こうした編集上の判断は決まりません。

クリエイターも、ブランドの依頼内容を確認するときに同じ区別を使えます。「この2商品はよく一緒に買われる」という主張には、期間と分母が必要です。すべての注文の話なのか、特定の商品を含む注文だけなのかを確認してください。これにより、ブランドが測っていない成果を約束せず、根拠に沿った台本を作れます。

最終的な商品選びには、在庫、価格、商品の組み合わせとしての適合性、予定するオファーの最新情報も必要です。これらは事業者が用意すべき情報で、この過去の記録から理由を読み取れるわけではありません。キャンペーンを行う場合は、適切な比較と事業者の既存の計測環境を使って効果を評価してください。

根拠を次の企画書へ引き継ぐ

考え方を示すために生成した図。商品カードの入ったフォルダー、開いた本とペアのカードに重なる虫眼鏡、鉛筆を添えた制作ボードが並んでいます。
  1. 元のリストを残す

    商品ID、選出期間、各ペアを選んだ理由を保存します。

  2. 後のデータを確認する

    同じペアを追い、一貫したルールで件数、分母、順位を比較します。

  3. 企画書を作る

    最新の商品情報を組み合わせ、どこで見せるかを決めます。

企画の考え方を示すための生成イラストです。提案する作業の流れを表しており、この手順の売上効果を研究で検証したわけではありません。

次のワークシートを使うと、この話し合いを再利用できる企画書にまとめられます。まず根拠を確認し、選んだ案をリンク先のSNSキャンペーンテンプレートへ移してください。古い順位表を推薦システムとして扱わずに、ペアを選んだ理由を制作内容と結び付けて残せます。

商品ペアを再利用する前に使えるワークシート

提案する1つのペアについて、このテンプレートを使ってください。登録不要の企画用資料であり、採点表ではありません。自社の期間と件数を記入します。過去の小物入れの数値は方法を説明するためのもので、目標値ではありません。

1. 判断と掲載場所:[コレクション、商品ページのおすすめ表示、クリエイター向け企画書] · [内容で答える顧客の疑問] · [選定責任者]。何を見せるのか、そのペアを候補にする理由は何かを書きます。

2. 当初の根拠:[商品AのIDと名称] · [商品BのIDと名称] · [開始日と終了日] · [今回の分析で請求書や注文をどう定義するか]。後の順位が変わっても、元のペアを残します。

3. 後の期間の根拠:[後の期間の開始日と終了日] · [全分析対象請求書] · [Aを含む請求書] · [Bを含む請求書] · [両方を含む請求書]。期間をまたいでも定義をそろえ、1商品のみの請求書も全体の分母に含めます。

4. 比較:[当初と後の期間の両方を含む件数] · [両方を含む件数 ÷ 各期間の全分析対象請求書] · [同じルールによる後の順位]。自社の分析で特定の商品を基準とする割合を追加する場合は、基準商品を明示し、分母も示してください。入手できない情報は不明として残し、ゼロで埋めないでください。

5. 商業面の確認:[現在の在庫と価格] · [この掲載場面で両商品を組み合わせる理由] · [販売者やクリエイターへの未確認事項]。この事業上の判断は、過去の計算とは分けて記録します。

6. 次の判断:[継続、再検討、追加情報の収集] · [根拠に裏付けられた理由] · [担当者と次回確認日]。キャンペーンを試す場合は、効果の評価方法を別に書きます。ペアの順位変化はキャンペーンの成果ではありません。

完成した企画書を読めば、別の担当者も提案されたペアの根拠をたどり、何が未確認かを理解できるようにします。順位が変わっても使える記録にしてください。最初の判断の記録は検証の一部であり、上書きして消すものではありません。

今回のマーケットバスケット分析の方法と検証

UCI Machine Learning RepositoryにあるDaqing ChenのOnline Retail IIを使用しました。出典では、2009年12月1日から2011年12月9日まで、英国に登録された無店舗型ギフト用品販売業者1社の取引を収録し、卸売の顧客が多いと説明されています。比較には12月から翌11月までの完全な2期間を使い、末尾の一部だけの12月は分析に含めていません。[1]

分析上のバスケットは、条件を満たす商品が少なくとも1つある、数値形式のIDを持つ分析対象請求書1件です。数量、重複行、シート間の重複にかかわらず、異なる商品コードは1請求書につき1回だけ数えます。同じ顧客が複数の請求書を持つ場合もあります。問いの対象は商品ペアであって個々の人ではないため、顧客IDが欠けているだけで請求書を除外することはありません。[2]

正の数量と価格を持つ商品記録に対象を慎重に絞っています。対象商品行の数量または価格がゼロ以下や無効である場合、または所定のID・日時の整合性確認を通らない場合は、請求書全体を除外します。キャンセルを示す接頭辞付きの請求書はバスケットになりません。キャンセルを過去の売上にひも付け直すことはせず、残った記録が履行済み注文を表すともみなしません。商品コードの範囲とすべての除外条件は技術資料に記載しています。[2]

1年目は数値形式のIDを持つ請求書23,269件から3,624件を除き、19,645件が分析対象になりました。翌年は21,192件から2,315件を除いた18,877件です。1つの請求書が複数の確認項目で除外対象になることがあるため、除外理由は重複します。理由別の件数を足し合わせてはいけません。これらは請求書の件数であり、出典の明細行数とは別です。[2]

各年の順位付けに入るには、ペアが少なくとも20件の分析対象請求書に一緒に含まれ、各商品がそれぞれ少なくとも50件に含まれる必要があります。この最低件数は表示を支えるため事前に決めたもので、有意性検定ではありません。両方を含む請求書の件数で並べ、同数なら商品コード順にします。元のペアは、後の期間にこの基準を満たすかどうかにかかわらず比較に残します。

商品ペアの結果を見る前に、期間、選出ルール、出力項目、計算例の選び方を決めました。別々に作成した2つの計算処理で、全リスト、件数、割合、同数の扱いが再現されました。結果はこの過去の記録を記述するもので、現在の販売者についての推定でも、消費者を代表する標本でもありません。

マーケットバスケット分析や後の期間のデータでパターンを確かめる方法は、すでに確立されています。本稿の貢献は、期間を明示した特定の候補リストを、選んだ全ペアを残して再現可能な形で点検したことです。新しいアルゴリズムを提案するものでも、商品間の関係の変化を初めて調べたと主張するものでもありません。[4][5]

登録不要です。ファイルには商品ペアの集計結果と英語の技術資料が含まれます。請求書ID、顧客ID、取引の個別記録は含みません。元データはUCIからCC BY 4.0の条件で別途入手できます。[6]

出典と注記

  1. Daqing Chen、Online Retail II、UCI Machine Learning Repository、DOI 10.24432/C5CG6D。収録期間は2009年12月1日–2011年12月9日。英国に登録された無店舗型ギフト用品販売業者1社のデータで、卸売の顧客が多く含まれます。UCIは請求書明細1,067,371行を報告し、欠損値があることを明記しています。本稿の集計結果はInfluence IQによる計算です。
  2. Influence IQの分析計画と再現用資料。第1期間は2009年12月1日–2010年11月30日、第2期間は2010年12月1日–2011年11月30日です。出典全体のIDと日付の整合性を確認した後、期間ごとに分析対象を決めています。商品数量でペアを重み付けせず、1商品のみの請求書も分母に含めます。正確な件数、分数、除外情報、出典ファイルのハッシュ値を収録し、請求書や顧客の個別記録は含めていません。
  3. 順位は両方を含む請求書の件数で決め、同数なら正規化した商品コードを使います。両年の選出境界にあるペアはそれぞれ1組で、同数のまま選外となったペアはありません。したがって翌年の境界の選び方による重複ペア数の範囲は7から7です。割合とパーセントポイントの変化は正確な分数から計算し、それぞれ小数第1位に丸めています。表示が0.0でも小さな変化がある場合があり、丸めた割合同士の差とは一致しないことがあります。
  4. 競合を考慮する推薦フレームワークCAR2DSの既存研究はUCIの小売データを使い、時間的な関連性や安定性も扱っています。関連する先行研究であり、本稿の商品ペアによるキャンペーン効果を検証するものではありません。本稿の貢献は、定義を固定した過去の候補リストの点検です。
  5. 2026年のMathematics第14巻、論文3598に掲載された疎な取引データのアソシエーションルール研究では、必ず後の期間でルールを評価し、候補リストの安定性を論じています。後のデータでの評価は確立した考え方であり、本稿が考案した方法ではありません。
  6. Online Retail IIはCreative Commons Attribution 4.0で配布されています。本稿は出典を明示し、Influence IQによる集計・加工であることを示しています。技術資料には分析を再現したい読者向けに元のデータセットへのリンクを記載し、元のワークブックは再配布していません。

本文、表の項目名、ワークシートは10言語で提供します。出典の商品コードは変更せず、技術的な再現用資料は英語です。すべての言語版が、同じ英国の販売業者の過去のデータと同じ分析期間を扱います。

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