メールのA/Bテスト:最初の1時間の後に何が変わったか

メールのテストレポートでは、1時間後に一方のバージョンがリードしています。その後もリードは続くのでしょうか。差はどのくらいあるのでしょうか。今回の過去データでは、多くのリードが維持されました。一方、逆転や同値への変化もあり、レポートに観測時点と数値を残す意味が見えてきます。

Influence IQによるSendGuard900Kの分析です。データ提供元は、2022〜2024年のキャンペーン記録を収録したと説明しています。対象は473のクライアントIDに属する、データ上で確認できた5,743組で、大半は送信者名のテストです。記録されたクリック指標を記述するもので、人によるクリックだけを測定した結果、売上、メール業界全体を代表する基準値ではありません。

概要

メールのA/Bテストの初期レポートは、その時点でどちらが上回っているかを示せても、その後の結果までは確定しません。SendGuard900Kで60分時点に一方が上回っていた4,712組のうち、1,440分時点でも同じ側が上回っていたのは74.5%、逆転したのは21.0%、同じ値になったのは4.5%でした。指標は、記録されたユニーククリック数を、送信済みと報告されたメール数で割り、100を掛けた値です。各バージョンには、それぞれの固定した送信数を使っています。提供元が説明する記録期間は2022〜2024年で、対象5,743組のうち5,647組は送信者名のテストでした。[1]

残る1,031組は最初の1時間では同じ値で、その57.0%は後に一方が上回りました。逆転した組では、後の時点の差の中央値は送信100通当たりの記録上のクリック数で0.110でした。この結果は、送信からの経過時間、リードか同値か、差の大きさ、元の件数を併せて報告することを後押しします。真の勝者、最適な待ち時間、残りの配信を遅らせる効果を示すものではありません。

次のニュースレター配信を準備しているとします。A/Bレポートを開くと、一方のバージョンがリードしており、同僚に次の対応を伝える必要があります。「こちらが勝ちました」と言えば簡単です。しかし、それでは二つの問いが抜け落ちます。どのくらい上回っているのか、そして、いつ記録された比較なのかという問いです。

同じメールの組について、最初の1時間と24時間後の記録を比較しました。多くの場合、最初のリードは維持されました。ただし、全体を見ると、逆転した組、リードから同値になった組、同値から差がついた組もあります。それぞれを確認すると、次に送るバージョンを選ぶ前に、初期レポートが何を示しているかを理解できます。

同じメールの組を二つの時点で観測する

二つの透明なパネルに、それぞれ丸い封印の付いた紺色の封筒と、ひし形の封印の付いたセージグリーンの封筒が並んでいます。上には針のない時計の輪郭があり、金色のリボンがパネルをつないでいます。
同じ二つのメールバージョンを、二つの時点で観測することを表した概念図です。

最初の1時間のリードは多くが続いたが、すべてではない

60分時点では、対象5,743組のうち4,712組で一方がリードしていました。つまり、記録されたクリック指標がもう一方より高かったということです。各バージョンの送信から1,440分、すなわち24時間後にも同じ側が上回っていたのは3,510組でした。991組ではもう一方が上回り、211組では同じ値になりました。初めにリードがあった組を分母にすると、維持74.5%、逆転21.0%、同値4.5%です。[2]

ここで比較しているのは、特定の記録上の指標です。各バージョンのユニーククリック数を、送信済みと報告されたメール数で割り、100を掛けます。単位は送信100通当たりの記録上のクリック数です。差がどれほど小さくても、この値が高ければリードとします。統計的に有意な結果という意味ではありません。

多数を占める結果も見失わないことが大切です。このデータは、最初の1時間のレポートが通常は覆ると示しているわけではありません。リードの維持、逆転、その後の同値が、いずれも観測されたということです。初期の順序だけを残したレポートでは、その後の違いが分からなくなります。

後で順序が変わっても、最初の1時間のレポートがその時点の情報を正しく伝えていた可能性はあります。逆転を「誤った勝者の選択」と呼ぶと、後の順序を真実とみなし、初期レポートがその時点のリード以上のことを主張していたと仮定することになります。ここでは両時点の観測を残しています。示すのは記録上の順序の変化であり、意思決定システムの誤り率ではありません。

データの範囲は、「メールのA/Bテスト」という一般的な言葉より狭いことにも注意が必要です。対象のうち、送信者名とラベル付けされた組は5,647組、トピックは96組でした。したがって、この分析の98.3%を送信者名のテストが占めます。件名テストの基準値や、すべてのメール配信プラットフォームに当てはまる推定値として扱うべきではありません。

下の図は、初めに同じ値だった1,031組も含め、5,743組すべてを分母にしています。これにより、観測された各経路が見えます。991組の逆転は全組の17.3%ですが、初めにリードがあった4,712組の21.0%でもあります。どちらも正しい値で、答えている問いが異なります。

観測された全5,743組を、五つの経路で見る

各バージョンの送信から60分〜1,440分を比較しています。SendGuard900Kの記録期間は、提供元によれば2022〜2024年です。リードは報告送信数当たりのユニーククリック数が高い状態を指し、同値は正確な比率で判定します。

図の数値を読む
観測された経路観測された組数全5,743組に占める割合(%)
初期のリードを維持3,51061.1%
初期のリードが逆転99117.3%
初期のリードから同値へ2113.7%
初期の同値からリードへ58810.2%
初期の同値を維持4437.7%
この図の割合は、すべて全5,743組を分母にしています。最初の三行には初期にリードがあった4,712組、最後の二行には初期に同値だった1,031組が含まれます。本文の逆転割合と同値から差がついた割合は、それぞれの出発集団を分母にしています。

最初に同じ値だった組は、別の出発点として考える

最初の1時間で同じ値なら、維持されたり逆転したりするリードはまだありません。このデータでは、初めに同じ値だった1,031組のうち588組で後に一方が上回り、443組は同じ値のままでした。前者は初めに同じ値だった組の57.0%です。出発点となる集団が異なるため、逆転の割合に足してはいけません。

初期に同じ値だった組の多くでは、記録された活動も少なめでした。1,031組のうち655組は、最初の1時間のユニーククリック数が両方ともゼロでした。ほかには、クリック数が正でも比率が完全に一致する場合があります。同値かどうかは、図の丸められた割合ではなく、元のクリック数と送信数から判定しています。[3]

レポートを作る側は、「記録上の指標では差がない」と「二つのバージョンの性能は同じ」を区別できます。前者は、送信から一定時間が経った時点での観測です。後者には、この記述的な比較では得られない証拠が必要です。後に差がついたからといって、初期にどちらを選ぶべきだったかが確定するわけではありません。

分母は、実際のデータの件数を使った簡単な計算で確認できます。初めに同じ値だった組のその後を知るには、588を1,031で割ります。初めにリードがあった組の逆転を知るには、991を4,712で割ります。どちらの件数も、対象の全組について問う場合だけ5,743で割ります。レポートの見出しには、どの集団から出発しているかを明記する必要があります。

リードが入れ替わっただけでは、差の大きさは分からない

逆転した991組では、差の絶対値の中央値は、最初の1時間で送信100通当たりの記録上のクリック数0.062、24時間後で0.110でした。これは二つのバージョンの記録上の指標の差です。増えた人数、キャンペーンに帰属する購入数、売上の変化率ではありません。[3]

この差を読むには、分母となる送信数が重要です。送信数が異なるバージョンを比較するとき、クリック数そのものの差だけでは足りません。それぞれのクリック数を、そのバージョンで報告された送信数で先に割る必要があります。また、この指標の差0.110を「相対的に0.110%改善した」と表すこともできません。送信100通当たりという尺度上の絶対差であり、売上の価値が付与されているわけではないからです。

後の時点の差にはばらつきがありました。逆転した組では、中央の半数が、送信100通当たりの記録上のクリック数で約0.025〜0.336の間にありました。中央値はこの集団の中央の位置を表すもので、どの逆転も小さかったという意味ではありません。小さな差をまたいで順序が変わることもあれば、記録された差がもっと大きい場合もあります。

ほかの経路も参考になります。リードを維持した組では、後の差の中央値は0.291でした。同値から一方のリードに変わった組では0.444です。後の時点で同値なら、定義上、差は正確にゼロになります。表は逆転だけを強調せず、五つの経路を並べています。

初期と後期の列は、各行に属する組について別々に求めた中央値です。典型的な一組を追跡したものではなく、二つの中央値を引いても、各組の変化量の中央値にはなりません。それぞれの観測時点における差の要約として読んでください。比較の方向を説明するときは、大きさと併せて経路のラベルを確認します。

これらの集団は、両方の観測時点で何が起きたかによって分けています。そのため、差の中央値を、新しいキャンペーンで逆転を見抜くための事前ルールには使えません。特に、逆転した組の初期の中央値が小さかったことは、安心して判断できる時点を決めるための検証済みの基準にはなりません。

差と併せて、元の件数も確認する必要があります。最初の1時間にリードがあった4,712組全体では、二つのバージョンのユニーククリック数を合計した値の中央値は9でした。そのうち488組は、合計がちょうど1でした。これは初期にリードがあった組の出発時点の情報を示しています。その488組が逆転件数を生んだことや、件数の少なさが変化を説明することを示すものではありません。

差の中央値は、五つの経路で異なる

SendGuard900Kの60分時点と1,440分時点における、二つのバージョンの記録上のクリック指標の絶対差です。提供元が示す記録期間は2022〜2024年です。指標はユニーククリック数を報告送信数で割り、100を掛けた値です。

図の数値を読む
観測された経路観測された組数60分時点の差の中央値(送信100通当たりの記録上のクリック数)1,440分時点の差の中央値(送信100通当たりの記録上のクリック数)
初期のリードを維持3,5100.1750.291
初期のリードが逆転9910.0620.110
初期のリードから同値へ2110.2950.000
初期の同値からリードへ5880.0000.444
初期の同値を維持4430.0000.000
差の単位は送信100通当たりの記録上のクリック数であり、人によるクリックと確認された率や、追加購入数ではありません。各中央値は、その行に属する組から求めています。表示したゼロは正確なゼロで、正の中央値は小数第3位までに丸めています。経路は両時点を使って分類するため、この中央値は事前判断の基準にはなりません。

観測時間とクライアント構成を変えて確かめた結果

結果を計算する前に、追加の比較を決めていました。開始時点を60分ではなく30分にすると、初期にリードがある組は4,507組になりました。そのうち24.3%が1,440分までに逆転しました。最初の1時間からの結果は、リードがあった4,712組の21.0%でした。ある時点では同値でも別の時点では差がある組があるため、分母の違いが重要です。[4]

これは、さらに30分待てば誤った判断を一定の割合で防げるという証拠ではありません。二つの計算は、送信からの経過時間が異なる時点の順序を記述しています。待つ方針を無作為に割り当てたり、残りの配信を実行する判断の結果を評価したりしたわけではありません。

最初の1時間からの比較を、二つのバージョンに記録された送信日時が完全に一致する686組に限定した確認も行いました。初期にリードがあった560組のうち、19.6%が後に逆転しました。この確認では、記録上の時間の違いを一つ減らしています。ただし、送信日時が一致しても、同時に届いたことや、受信者が等しくメールに接したことまでは証明できません。

クライアントIDによって、含まれる組数は大きく異なります。主な計算では各組に同じ重みを与えています。別の確認では、最初の1時間にリードがある組を一つ以上持つ403のクライアントIDごとに逆転の割合を求め、各IDを同じ重みで平均しました。結果は19.2%です。これはIDごとの逆転割合の平均であり、逆転を経験したクライアントの割合ではありません。[4]

事前に決めた確認を合わせて見ても、初期に観測されたリードは維持、逆転、同値のいずれにもなり得るという実務上の論点は残ります。ただし、普遍的な逆転確率が得られるわけではありません。同じクライアントID内に複数の記録があり、各IDが独立した企業の標本であることも確認されていません。

事前に決めた三つの比較で見る逆転割合

SendGuard900Kの各割合は、後に逆転した組数を、初期時点にリードがあった組数で割ったものです。提供元が示す記録期間は2022〜2024年です。後の観測時点は、いずれも各バージョンの送信から1,440分です。

図の数値を読む
比較初期にリードがあった組数初期にリードがあった組のうち、後に逆転した割合(%)
60分〜1,440分:対象の全組4,71221.0%
30分〜1,440分:対象の全組4,50724.3%
60分〜1,440分:記録上の送信日時が完全一致56019.6%
60分と30分からの比較は同じ5,743組から始まりますが、初期にリードがある組を分母にするため、その数は異なります。送信日時が一致する条件では686組から始まります。待つことの因果的な利点や同時到達を、この比較で示すことはできません。

次の配信を選ぶ人には、勝ちというラベル以上の情報を渡す

役立つレポートは、何を決めるためのものかを明確にするところから始まります。受け手は次の配信を選ぶのでしょうか。完了したテストを記録するのでしょうか。それとも、計画会議のために過去のテストを振り返るのでしょうか。最初の1時間の観測はどの作業にも関係し得ますが、一つの目的で作ったレポートには、別の目的で必要な情報が欠けることがあります。

どちらがリードしているかを述べる前に、テストした変数と指標を示します。ここでは、変数は送信者名またはトピック、指標は報告された送信100通当たりのユニーククリック数です。チームが配信済みメール数、人によるクリックと確認できた数、購入数を使っているなら、その定義を示してください。指標を明記しておくと、その後の比較も読み取りやすくなります。

次に、リードまたは同値という結果の横に観測時点を添えます。二つの値の差と、各バージョンの元のクリック数および送信数も含めます。そうすれば、読む人は強調表示された一行から推測しなくても、方向、差、記録された活動を一緒に確認できます。

報告文の例は、「[観測時点]では、[定義した指標]で[バージョン、または同値]という順序です。[クリック数と送信数]に基づく差は[値]です」です。角括弧は実際のレポートから埋める欄で、この研究のキャンペーン結果ではありません。選んだ対応とその理由は、別の文に記録します。

後の観測がある場合は、初期の観測も残し、リードが維持されたか、逆転したか、同値になったかを示します。振り返る際に、その時点で分かっていたことと、後から記録されたことを区別できます。もともとリードがあった組だけを扱うと明記したレポートでなければ、初期に同じ値だった組も含めてください。

どのバージョンを選ぶかは、キャンペーンの目的、配信上の制約、測定の質、各選択に伴うコストによって変わります。このデータは、その判断ルールを定めるものではありません。「勝ち」という一言に、観測と判断の両方を代弁させないための理由を示しています。

観測したことを判断に添える

紺色とセージグリーンの封筒から、各封筒と針のない時計の輪郭を組み合わせた別々のカードへとつながっています。矢印の先には、二枚のカードを置いた開いたノートと鉛筆があります。
  1. 比較するものを示す

    テストした変数、記録上の指標、観測時点を明記します。

  2. 根拠を一緒に残す

    リードか同値かと併せて、差と、その元になった件数を報告します。

  3. 判断は別に示す

    キャンペーンの判断ルールと、観測されたリードや同値を分けて記録します。

各メールバージョンと観測時点を、レポートに残すことを表した概念図です。

メールを早期に評価するという問いには、先行研究がある

先行研究でも、メールの成果は時間とともに現れるものとして扱われてきました。BonfrerとDrèzeの「Real-Time Evaluation of E-mail Campaign Performance」は、2008年にオンライン公開され、2009年のMarketing Scienceに掲載されました。25キャンペーンで評価した予測手法と逐次的な意思決定の枠組みを説明しています。初期と後の結果が異なり得るという一般的な考え方自体は、新しいものではありません。[5]

今回の分析は、別のデータを使い、より限定した記述的な問いに答えます。対象の組では、記録上の順序がどのくらい維持、逆転、同値になり、それぞれにどの程度の差が伴ったのでしょうか。初期に同じ値だった組を見える形で残し、事前に決めた時間と重み付けの確認によって説明が変わるかを調べています。

この違いを踏まえて結果を読むことが大切です。予測モデルは、その仮定の下で次に起きることを推定します。今回の表は、公開された記録に、送信から一定時間が経った時点で何が含まれているかを示します。観測された割合は、チームがレポートを説明する際の参考にはなりますが、次のキャンペーンでバージョンを選ぶモデルではありません。

記録された組をどう比較したか

SendGuard900Kには、公開されたキャンペーン記録が908,229件あります。提供元は、2022〜2024年の実運用システムのメタデータと説明しています。クライアントIDとテストIDの組み合わせで特定した6,801グループを確認し、対象となる観測済みのテスト用記録がちょうど二つあり、報告された送信数が正の5,743グループを残しました。本配信の記録は組の比較から除外しています。また、本配信の記録が存在することを条件にはしていません。[1] [6]

残した組は473のクライアントIDにまたがります。対象となる記録がちょうど二つ見つかったことは、元の実験に二つのバージョンしか設定されていなかったこと、データが完全であること、受信者が無作為に割り当てられたことの証明にはなりません。そのため、完全な無作為化実験の集合としてではなく、データ上で観測された組として記述しています。

各バージョンの30分、60分、1,440分のユニーククリック数を、同じ記録上の報告送信数で割って計算しています。各時点は、そのバージョンの送信からの経過時間です。主な分析の各組で、実際の送信日時が一致している必要はありません。送信日時をそろえる確認は別の制限であり、全組に置いた仮定ではありません。

対象の組では、必要なクリック数はすべて取得でき、有効な非負の値でした。報告送信数を超える値はなく、三つの観測時点を通じて減少した値もありませんでした。これらの確認は、記録に基づく計算を支えますが、ユニーククリックの意味、ボット除外、配信到達、後の観測が最終的な反応をすべて捉えたかまでは確定しません。[6]

リードと同値は、丸める前の比率を正確に比較して判定します。差は、送信100通当たりの記録上のクリック数の絶対差です。中央値などの分位点には、値を並べて所定の順位の値を選ぶnearest-rank方式を使い、補間は行いません。図の割合は小数第1位、差の中央値は小数第3位までに丸めています。図のダウンロードでは、該当する値を小数第6位まで保持しています。

対象の構造、観測時点、五つの経路、件数と差の要約、時間に関する確認、各クライアントIDを等しく扱う計算は、結果を読む前に決めました。研究資料のダウンロードには、ゼロ件や品質確認も含め、事前に定めたすべての集計表を残しています。元データからの独立した再計算は、集計結果全体と一致しました。これは過去データの記述的な結果であり、信頼区間、有意性検定、業界を代表する標本であるという主張はありません。[7]

図のCSVには、三つの図に表示した13行から、31個の数値を1データ行に1個ずつ収録しています。ZIPには、全11集計表、元データの確認情報、再計算コードが含まれます。キャンペーン単位の行やクライアント・テストの識別子は含みません。説明は英語で、再計算には別途ダウンロードする元データが必要です。数値ファイルでは小数点にピリオドを使います。

出典と注記

  1. 出典:Bobek、Nalepa、Obara、Suszalski、Bałec、SendGuard900K: Massive Dataset for Metadata-Based Quality Assurance of Email Marketing、バージョン1.0.0。提供元は、2022〜2024年のキャンペーンメタデータと説明し、著作権をFreshmail、2025年と表示しています。本分析は、908,229行すべてではなく、対象となる観測済みの5,743組を使っています。そのうち5,647組のラベルはsender_name、96組はtopicです。
  2. 最初の1時間にリードがあった4,712組のうち、3,510組でリードを維持し、991組で逆転し、211組が後に同値となりました。それぞれ74.5%、21.0%、4.5%です。初期に同値だった1,031組では、588組で一方が上回り、443組は同値のままでした。それぞれ57.0%、43.0%です。五つの経路を示す図では、すべての件数を全5,743組で割っています。計算してから表示用に丸めています。
  3. 指標はユニーククリック数を、そのバージョンの固定した報告送信数で割り、100を掛けた値です。リードと同値の判定には、丸めた表示ではなく正確な比率を使います。絶対差の単位は、送信100通当たりの記録上のクリック数です。逆転した組の後の中央値は0.109543、第1・第3四分位点は0.024817と0.336215です。五つの経路の中央値表に表示したゼロは、いずれも正確にゼロです。
  4. 30分からの比較では、初期にリードがあった4,507組のうち1,093組が後に逆転しました。記録された送信日時が一致する条件では686組が対象で、そのうち560組に初期のリードがあり、110組で逆転しました。各クライアントIDを同じ重みで扱う主分析の確認では、初期にリードがある組を一つ以上持つ403のIDについて、ID内の逆転割合を平均します。その値は19.227847%です。クライアントの件数割合でも、企業全体を代表する推定値でもありません。
  5. Bonfrer、Drèze、Real-Time Evaluation of E-mail Campaign Performance、Marketing Science 28(2)、251〜263。2008年10月7日にオンライン公開され、2009年の号に掲載されました。出版社の抄録は、予測用のsplit-hazard手法、25キャンペーン、逐次的な意思決定の枠組みを説明しています。メールの早期評価に先行研究があることを裏付けますが、今回の過去データの記述的な割合を検証するものではありません。
  6. 事前に決めた選定では、クライアントIDとテストIDを組み合わせた各グループに、対象となる観測済みのテスト用記録がちょうど二つあるものを残し、本配信の行は除きます。公開フィールドだけでは、送信時計が開始と終了のどちらを基準にするか、送信所要時間、クリックをユニークとする識別単位、人による活動のみかどうか、配信到達数を分母にできるか、元の実験の割り当てが完全か、十分な反応時間が経ってから抽出されたかは完全には確認できません。有効で減少しない件数でも、これらの限界は解消しません。記録上の送信日時の一致は、同時到達の証明ではありません。
  7. SendGuard900Kは、Creative Commons Attribution 4.0 Internationalの下で公開されています。研究資料一式には、分析コード、事前に決めた方法、算出した集計表が含まれます。キャンペーン単位の記録やクライアント・テストの識別子は再配布しません。元データから再計算するには、原本ファイルを別途ダウンロードする必要があります。共通の資料一式の説明は英語です。

この記事は英語の原文を翻訳したものです。すべての言語版が、提供元の説明で2022〜2024年の記録とされる、同じ過去のSendGuard900Kデータを扱います。翻訳によって、その国の市場や現在の業界の基準値になるわけではありません。

指標と観測期間を明確にする