画像のサイズを先に決めてから、QRコードを配置する

幅540ピクセルでは、最後にQRコードを配置した48ファイルすべてから、2種類の読み取りソフトが完全なURLを復元できました。完成済みの画像を縮小した場合は48ファイル中16ファイルでした。

架空のキャンペーンURLとラスター画像の書き出し方法を比べた対照実験。2026年10月に実施。

要旨

納品する画像の寸法を決めてからQRコードを配置し、保存したファイルを確認する。この手順が今回の実験で有効でした。540 × 540ピクセルの画像を使ったソフトウェアによる対照実験では、最終サイズでQRコードを配置した48ファイルすべてから、2種類のソフトが完全なURLを読み取れました。QRコード入りの完成画像を縮小した場合は48ファイル中16ファイルでした。対応する比較では、URLと符号化した格子を同一に保っています。[1]

比較には架空のURLを12個使い、誤り訂正レベル2種類とファイル形式2種類を組み合わせました。この結果が裏付けるのは特定の書き出し手順であり、あらゆるQRコードに通じる最小サイズや、スマートフォンで読み取れる保証ではありません。幅360ピクセルでは、最後に配置する方法の48条件中24条件で、決めた枠内にコードが収まりませんでした。作成できた24ファイルのうち、両ソフトで読み取れたのは18ファイルで、6ファイルは両方での成功には至りませんでした。企業やクリエイターが実務に生かせるのは、キャンペーンURLを省略せず、確認対象の納品ファイルを明記する引き継ぎ方です。

企業がクリエイターに依頼したイベント告知画像を承認しました。大きな画像は完成しており、QRコードからも正しいリンクを読み取れます。その後、別の掲載先に合わせて小さい画像を書き出します。リンク先は同じでも、読み取り側が受け取るファイルは変わっています。

デザイン、告知内容、キャンペーンリンクが承認済みだと、この最後の制作工程は見落とされがちです。そこで具体的な疑問が生まれます。完成画像全体を縮小するべきか、それとも背景を縮小してからQRコードを配置するべきか。

アトリビューション用のパラメータを含む架空のキャンペーンURLを使い、この2つの手順を比較しました。結果から制作指示に加えられるのは、承認したリンクを保ち、最終サイズでコードが収まる場所を確保し、実際に納品するファイルを確認する、という手順です。

書き出す順序で、読み取り側に届くピクセルが変わる

大きなワークショップのイラストと小さくした版。その横で別のQRタイルを持つ手が描かれ、正方形の格子が拡大表示されている。
  • 元サイズの背景
  • 納品サイズの画像
  • 後から配置するQRコード
背景を縮小した後でQRコードを加える流れを表す概念図です。ソフトウェアでの実測結果は表に示しています。

元画像で読み取れても、書き出した画像で読めるとは限らない

まず架空のキャンペーンURLを12個用意しました。リンク先はワークショップ、クリエイターの書籍、商品、写真教室の4種類です。それぞれに短いURL、キャンペーンパラメータを付けたURL、さらにパラメータを加えた長いURLを用意しました。2つの手順を比べる際は、URL全体を同一に保ちました。

各URLを2種類の誤り訂正レベルで符号化し、2種類の形式で保存しました。これにより、画像サイズごとに各手順で48ファイルができました。これは12個のURLを条件を変えて繰り返し試した結果であり、48人の顧客、48件のキャンペーン、48回の独立した試行ではありません。書き出し比較を始める前に、大きな元画像24ファイルすべてを両ソフトで読み取れることを確認しました。[1]

差が最もはっきり出たのは540 × 540ピクセルでした。完成画像を縮小した場合、両ソフトが元のURLを完全に復元できたのは48ファイル中16ファイルです。背景を縮小した後、最終サイズでQRコードを配置すると、48ファイルすべてで復元できました。改善は両方の誤り訂正レベルで見られ、PNGでもJPEGでも見られました。

比較する各組で、QRコード用に確保した枠は同じ90 × 90ピクセルの正方形です。後から配置する方法では、コードを構成する小さな正方形を整数個のピクセルで描き、この枠内に収めました。リンクを短くしたり、キャンペーンパラメータを削ったり、リンク先を変えたりはしていません。表では12ファイルずつの4条件を示しています。

制作を依頼する企業にとって、この違いは納品時に求める確認内容に関わります。元ファイルが正しく開き、大きな画像のQRコードが読めることは有用な確認です。ただし、小さくした画像も別途確認する必要があります。承認の対象は元画像だけで終わらせず、実際の納品寸法とファイルまで指定するべきです。

幅540ピクセルでは、最後に配置する手順でより多くの完全なURLを復元できた

各行の異なるURL12個のうち、両ソフトで読み取れたファイル数です。全ファイルでQR用に90 × 90ピクセルの領域を確保しました。

データ表:540 × 540ピクセルでのURL完全復元
誤り訂正レベルと保存形式完成画像を縮小最終サイズでQRを配置各手順で試したファイル数
M · PNG51212
M · JPEG 品質8551212
H · PNG31212
H · JPEG 品質8531212
出典:Influence IQ QR書き出し実験。同じ12個のURLを繰り返し使い、4条件で各手順48ファイルを作成しました。復元成功とは、ZXing-C++とquircがともに元のURLのバイト列を完全に返したことです。この表の全ファイルは作成可能でした。

URLを省略せず、画像を縮小してからQRコードを配置する

QRコードは、モジュールと呼ばれる小さな正方形を並べた格子です。格子の構成は、リンクの内容と符号化の設定で決まります。QRコードを開発したデンソーウェーブは、データ量や誤り訂正の設定によって、より大きな格子が必要になると説明しています。また、通常のQRコードには、四辺それぞれに4モジュール幅の余白が必要です。この余白をクワイエットゾーンと呼びます。[2][3]

実務で必要なのは、この格子全体と余白を納品画像に収めることです。1つ目の手順では、2,160 × 2,160ピクセルの画像にQRコードを含めた状態で全体を縮小しました。再サンプリングによって境界の色が混ざったり、格子の境界が最終画像のピクセル間に来たりする可能性があります。2つ目では背景を縮小し、元のQR格子を整数個のピクセルで直接描きました。

実測した1例で違いを見てみましょう。長いワークショップURLは199バイトでした。誤り訂正レベルMで符号化すると、57 × 57モジュールの格子になりました。余白を含めると幅は65モジュールです。元画像では1モジュールに5ピクセルを割り当てたため、余白込みの幅は325ピクセルでした。

画像を幅540ピクセルまで縮小すると、この幅は計算上81.25ピクセルとなり、モジュール境界の間隔は1.25ピクセルになります。できあがったPNGからは、両ソフトともURLを復元できませんでした。同じ格子を最終サイズで直接描くと、1モジュールは1ピクセル、余白込みの幅はより小さい65ピクセルになりました。こちらでは両ソフトとも完全なURLを復元できました。

比較しているのは、2つの書き出し手順全体です。コードの占有サイズ、位置、フィルタリングが一緒に変わるため、原因を1つに切り分けた実験ではありません。それでも「元画像のQRコードを大きくする」だけでは制作指示として不十分な理由が分かります。この例では、最終画像でより小さかったコードのほうを読み取れました。

書き出し方法を調整するときも、意図したURLは省略せずに保ちます。キャンペーンパラメータは、合意済みの効果測定計画の一部かもしれません。削除すれば納品するリンクが変わります。後から管理型リダイレクトや短いリンク先を検討する場合は、それ自体を別の判断として、リンク先とアトリビューションを確認する必要があります。今回の実験では、その代替案は試していません。

QR入り画像を引き継ぐ実務の流れ

左上から時計回りに、文書上のアドレス記号、サイズ調整ハンドル付きの背景画像、画像に加えるQRタイル、復元したアドレス記号を照合する拡大鏡。
  1. 完全なリンクを承認する

    リンク先と必要なキャンペーンパラメータを、制作指示にまとめて記録します。

  2. 納品寸法を決める

    QRを置く前に、必要な幅と高さで背景を用意します。

  3. 整数ピクセルでQRを描く

    符号化した格子と4モジュール幅の余白を、確保した領域に収めます。

  4. 納品ファイルを確認する

    復元されたURLを承認済みの文字列と照合し、ファイル、設定、結果を記録します。

推奨する制作手順の概念図です。実際のスマートフォン、画面、印刷物での利用は、ここで報告したソフトウェア確認とは別に試してください。

最小の枠では、コードを収められない条件があった

全サイズの比較を見ると、主な結果をどこまで適用できるかが分かります。幅1,080、720、540ピクセルでは、最後にQRコードを配置した全ファイルを両ソフトで読み取れました。完成画像を縮小した場合は異なり、各サイズ48ファイル中、両ソフトで読み取れたのは順に32、37、16ファイルでした。

画像が小さくなるほど成績が下がる、という単調な変化ではありませんでした。幅720ピクセルの画像は、1,080ピクセルよりも両ソフトで読み取れたファイルが多かったのです。縮小率と生成されるピクセルが違えば、読み取りソフトの結果も変わることがあります。この実験から、あらゆるQRコードに通じる最小ピクセルサイズは決められません。

幅360ピクセルでは、QRコード用の枠は60 × 60ピクセルしかありませんでした。余白込みで幅65モジュールや85モジュールが必要な格子もあり、1モジュールに1ピクセルを割り当てることすらできません。この24条件は、最後に配置する手順では作成できないと記録しました。読み取りソフトの失敗としては扱っていません。

そのため、幅360ピクセルの表では、残る24組だけを比較しています。両ソフトで読み取れたのは、完成画像を縮小した側で6ファイル、最後に配置した側で18ファイルでした。作成できた後者のファイルでも6ファイルは両ソフトでの読み取りに成功していません。この小さな範囲では改善しましたが、小さい画像がすべて読めるようになったわけではありません。

小型のキャンペーン画像では、次に決めるべきなのはコードと余白に割く場所です。空いている正方形ならどれでも同じように使えると考える前に、必要な場所を確保します。枠の寸法、完全なURL、符号化、最終出力を制作指示に含めてください。この対照実験で読み取れた1ピクセルのモジュールは、スマートフォンのカメラや印刷物に推奨するサイズではありません。

各納品サイズで、同じ条件の作成済みファイルを比較する

両ソフトで元のURLを完全に復元できた数です。「各手順の比較ファイル数」が各行の分母です。

データ表:4種類の画像幅での対応比較と作成できなかった条件
正方形画像の幅(ピクセル)完成画像を縮小最終サイズでQRを配置各手順の比較ファイル数作成できず除外した組数
1,0803248480
7203748480
5401648480
3606182424
出典:Influence IQ QR書き出し実験。各サイズで48組の比較を計画しました。幅360ピクセルでは、最後に配置する手順で格子と余白を固定幅60ピクセルの枠に収められず、24組を除外しました。これは作成上の制約であり、復号失敗ではありません。最後にQRを配置して作成できた24ファイル中、両ソフトで読み取れたのは18ファイルで、6ファイルは両方での成功には至りませんでした。

誤り訂正レベルと保存形式は、それぞれ確認する

誤り訂正は、情報の一部が損なわれたときに、読み取り側が符号化されたデータを復元する助けになります。レベルを上げると、同じ内容でも必要な格子が大きくなることがあります。そのため、今回のMとHの比較には、限られた枠内でのトレードオフがありました。高い設定は、同一画像に保護機能だけを追加するものではありません。[7]

幅540ピクセルで完成画像を縮小した場合、両ソフトで読み取れたのは、どちらのファイル形式でもMでは12ファイル中5、Hでは3でした。しかし別の対応比較ではHが上回りました。長いURLを使った1,080ピクセルでの8組と、キャンペーンパラメータ付きURLの720ピクセルPNGでの2組です。「常に低い設定を選ぶ」という助言では結果を正しく伝えられません。

ファイル形式にも単純な優劣はありませんでした。幅720ピクセル、レベルMで完成画像を縮小した場合、両ソフトで読めたのはPNGで10ファイル、JPEGで12ファイルでした。だからといってJPEGのほうが一般に安全とは言えません。ある保存形式の結果を、別の形式にもそのまま当てはめるべきでないことが分かります。

生成した360ファイル中54ファイルでは、ソフトによって結果が分かれました。幅1,080と720ピクセルでは、ZXing-C++はすべてを読み取れました。両ソフトでの成功数が少なくなったのはquirc側の結果によります。幅540ピクセルでは、最後にQRを配置すると、それぞれのソフトで個別に見ても改善しました。主な結果は両ソフトの一致で示し、個別の結果もダウンロード資料に残しています。

クライアントへファイルを渡すクリエイターが実践できるのは、予定する形式を指定し、実際に納品するリンクを完全に確認することです。ソフトウェアでの復号は画像ファイルの確認です。予定するスマートフォン、画面、印刷物での別途確認は、実際の利用体験の別の部分を確かめます。今回測定したのは前者なので、後者は画像を利用するチームが行う実務上の確認として残ります。

QR入り画像を引き継ぐための記入テンプレート

次の項目を制作指示書や納品メモにコピーし、必要な出力サイズごとに記入してください。事業側が決めるリンク先、デザイナーの書き出し設定、完成物を確認する担当者をつなぐための項目です。ダウンロード版は登録不要で、普段の制作手順に合わせて使えます。

キャンペーンと用途:[キャンペーン名、QRからつなげたい行動、画像の掲載先を記入。] リンク承認者:[リンク先とパラメータを承認できる担当者を記入。] 承認済みの完全なURL:[必要な全パラメータとパーセントエスケープを含め、文字列をそのまま貼り付け。]

最終画像:[幅 × 高さをピクセルで記入。] QR用の枠:[位置と、確保した幅 × 高さを記入。] クワイエットゾーン:[四辺すべてに空白の余白があることを確認。] 格子と配置:[生成ツールや書き出し工程で分かる場合は、モジュール数と、各モジュールに割り当てた整数のピクセル数を記録。]

符号化と書き出し:[生成ツール、誤り訂正設定、関連オプションを記入。] 作成順序:[最終寸法でQRを配置したかどうかを記入。] 保存形式:[PNGまたはJPEGと、その設定を記入。] 納品ファイル:[ファイル名など、対象を一意に特定できる情報を記録。]

ファイル確認:[使った読み取りソフト、確認したファイル、結果を記入。] 復元されたURL:[返された文字列全体を、承認済みURLと照合。] 未解決の結果:[失敗、ソフト間の不一致、枠に収まらない問題と、解決担当者を記録。] 未確認の結果にチェックマークを付けないでください。

利用時の確認:[予定する画面または印刷物、使用したスマートフォンなどの読み取り機器、担当者、確認日を記入。] リンク先の確認:[承認済みリンクが目的のページに届き、必要なキャンペーンパラメータが予定する経路で保たれることを確認。] これらは今回の画像ファイル比較とは別に行う確認です。

担当分担も分かりやすくします。キャンペーン担当者がリンクを承認し、デザイナーが指定の出力を作り、確認担当者が実際のファイルと用途をチェックします。その後、リンク、寸法、書き出し設定のどれかを変更したら、指示書を更新し、影響する出力を再確認してください。

ワークショップ告知の架空の記入例

企業が秋のワークショップを告知するため、クリエイターに制作を依頼する場面を考えます。必要なのは会場の画面に表示する正方形のデジタルカードと、キャンペーンメッセージに使う小さい版です。企業は参照元、メディア、キャンペーン、パートナーの情報を含むリンクを承認済みです。架空の制作場面ですが、引き継ぎを具体的にするため、実測したテストURLの1つを使います。

承認済みURLは、ダウンロード資料にある199バイトのワークショップ用URLです。キャンペーン名はautumn_2026、メディアはqrで、content項目は架空のクリエイターパートナーを示します。どちらの出力でも、この情報をURLに残します。コード内の情報を減らすためにクリエイターが削除することはありません。

納品メモの例では、540 × 540ピクセルのPNGを指定し、x=378、y=378を起点とする90 × 90ピクセルのQR用領域を設けます。実測したレベルMの符号化を使い、57モジュールの格子、4モジュール幅の余白、1モジュール当たり整数1ピクセルで配置します。余白込みの最終サイズは65 × 65ピクセルで、確保した領域の中央に置きます。

デザイナーは背景を先に縮小し、その後に格子を配置します。メモには保存ファイルを特定する情報と、ZXing-C++、quircの両方が元のURLを完全に返した実測結果を記録します。比較対象の結果も記録します。完成済みの元画像を縮小した対応するPNGからは、どちらもURLを復元できませんでした。この2つの結果は今回の実験によるもので、実際の顧客キャンペーンの結果ではありません。

企業側は、実際の会場画面と、想定するスマートフォンでの利用経路を引き続き確認する必要があります。小さい版が別サービスで再圧縮または再縮小されるなら、その結果のファイルや表示も確認します。そのサービスは今回測定しておらず、元の確認に合格しても、追加の変換後の挙動までは分かりません。

後から制作指示に幅360ピクセルのカードが追加され、QR用領域の相対的な大きさは変えないとします。枠は幅60ピクセルになりますが、このコードは余白込みで65モジュール必要です。整数ピクセルで描く今回の手順では作成できません。デザイナーは、実際には作れない出力を成功と報告するのではなく、配置上の問題を伝え、場所を広げるか、別の納品方法にするかを相談します。

これが具体的な引き継ぎの価値です。画像をまだ変更できる段階で相談できます。承認済みリンクを保ちながら、対応が必要な出力を特定し、大きなモックアップでの成功を、その後のすべてのファイルの承認と取り違えずに済みます。

2つの書き出し手順を比べた方法

テスト画像を読み取る前に、架空のURL12個、画像の配置、寸法、設定を固定しました。URLはexample.comを使用し、アクセスしていません。リンク先4種類にそれぞれ3種類のURLを用意し、長さは39~203バイトでした。誤り訂正MとH、正方形画像の幅4種類、保存形式2種類を試し、2つの手順を合わせて384のファイル条件を計画しました。[1]

Segno 1.6.6で通常のQRコードをバイトモードで生成し、誤り訂正レベルの自動引き上げは無効にしました。各URLと訂正レベルの組み合わせは1回だけ符号化し、両手順で同一の行列を再利用しました。元画像は2,160ピクセル四方です。Pillow 13.0.0でLANCZOSによるリサイズを1回行い、JPEGは品質85、クロマサブサンプリング無効で保存しました。コードはすべて白地に黒で、4モジュール幅の余白を付けています。[4]

保存画像全体を8ビットのグレースケールに変換し、同じ画像を両ソフトに渡しました。ZXing-C++ 3.1.1と、設定を固定した特定ビルドのquircを使用しました。完全復元と判定するには元のURLのバイト列と一致し、別の内容を成功結果として返していないことを必要としました。追加の切り抜き、拡大画像での再試行、手作業による救済は行っていません。読み取り設定、各ファイルの配置情報、結果はパッケージに収録しています。[5]

元画像24ファイルはすべて両ソフトで読み取れました。予定した384の書き出し条件のうち360ファイルを生成でき、24条件は最後に配置する手順では作成できませんでした。比較できた手順の組は168組です。ソフト間の不一致、作成できても読めなかったファイル、どちらかの誤り訂正レベルが上回った比較も含め、すべての条件を残しています。結果が示すのは、これらの人工的なファイルとソフトウェアビルドの挙動であり、消費者のスキャン成功率ではありません。

場所の確保、クワイエットゾーン、画質の重要性は、既存のガイダンスでも説明されています。QRottoは、拡縮とぼかしを加えた後の元画像の解像度比較も公開しています。今回の貢献はもっと限定的です。各組の完全なURLと符号化した行列を保ちながら、画像の書き出し工程のどの段階でQRコードを置くかを、固定した手順で比べました。全表と作成条件は以下から入手できます。[6]

登録不要です。技術データと再現手順は英語、引き継ぎテンプレートは記事の全10言語で提供しています。URLとキャンペーンの例は架空のものです。

出典と注記

  1. Influence IQによるQR書き出し対照実験、2026年10月。架空のURL12個、誤り訂正レベル2種類、画像サイズ4種類、手順2種類、形式2種類から384条件を計画しました。パッケージには全条件、作成できなかった条件、各ソフトの実測結果、再現手順を収録しています。数えているのはファイルまたは対応する条件であり、独立したキャンペーンや人ではありません。幅540ピクセルで縮小したファイルの結果は、M/PNGがZXing-C++で8/12、quircで5/12、M/JPEGが9/12と5/12、Hは両形式で4/12と3/12でした。最後に配置する手順では、4条件すべてで各ソフトが12/12を復元しました。
  2. デンソーウェーブ「QRコードのバージョンと情報量」。通常のQR格子はデータの種類、量、誤り訂正レベルによって変わります。本文の「モジュール」は格子を構成する小さな正方形1つを指し、周囲の余白は別に必要です。
  3. デンソーウェーブ「QRコードの大きさの決め方」。必要なクワイエットゾーンは四辺それぞれ4モジュール幅です。プリンターのドット数に基づく例は、あらゆる画面に通じる最小ピクセル数の推奨ではありません。
  4. Segno APIドキュメント。実験ではmake_qrをバイトモード、UTF-8入力、boost_error=False、eci=Falseで使用しました。バージョンとマスクはURLと誤り訂正レベルの組み合わせごとに1回選び、2つの手順で同一に保ちました。ファイルのバージョン、ライセンス、描画設定の詳細はパッケージに収録しています。
  5. ZXing-C++とquircはソフトウェアのバーコード読み取りツールです。ZXingの固定した検索設定では、1回の呼び出しの内部で回転、縮小、白黒反転が有効でした。quircは文書化されている非標準の上限65,534画像領域を使用し、既定値254ではありません。鏡像反転による再試行も行っていません。各ソフトは作成済み保存画像ごとに1回実行し、追加の救済処理は行いませんでした。正確なバージョンとオプションはパッケージにあります。スマートフォン標準カメラの結果ではありません。
  6. QRotto「Online QR Code Generator: What to Check」、2026年10月1日。元画像を共通の仮想印刷サイズに拡縮してぼかしを加え、解像度の違いを比較した先行研究です。関連する既存の検証として参照しています。今回比較するのは固定した2つの画像書き出し手順であり、QRの画質の重要性を新発見と主張するものではありません。
  7. デンソーウェーブ「QRコードの誤り訂正機能」。誤り訂正は内容の復元を助けるデータを追加します。レベルを上げると必要な格子が大きくなることがあります。今回のM/H比較では符号化と格子が変わるため、画像の形状条件から保護機能だけを切り離して比較してはいません。

全10言語版が同じソフトウェア実験を説明しています。翻訳によって測定したURLが変わることも、別の国でのスキャン挙動が実証されることもありません。架空のURL文字列はそのまま保っています。

ほかの制作引き継ぎも具体的にする